こんにちは。webディレクターのmei(@mei_1123ak)です。
webディレクターの仕事として、webサイト制作の企画書を作成してお客さんに提案するという業務があります。
私は、webディレクターになって初めて企画書を作成した際に、どうやって作ったら良いか分からずとても悩みました・・・
そしてかなり時間がかかりました。
色々と調べながら、試行錯誤してようやく企画書が完成したので、
同じように悩んでいる方に向けて、今回はwebサイト制作における企画書の書き方についてご紹介します。
\こんな疑問が解決できる記事になっています/
- webサイト制作の企画書ってどうやって作るの?
- 企画書作りで心がけていることとは?
Contents
webサイト制作の企画書の書き方
私が企画書を作成した際、どのような項目を盛り込んでいるかご紹介します。
今回はwebサイトをリニューアルする際の提案書という前提です。
1. ヒアリングした要望をまとめる
はじめに、お客さんからヒアリングした要望を整理して記載します。
今回サイトをリニューアルするにあたって何を求めているのか・・・
ということです。
依頼事項をまとめることにより、お客さんも自分が依頼したことに対して再確認できますし、
制作側としても要望をちゃんと理解していてその上で提案しているよ!ということが伝わると思います。
2. なんのためにサイトをリニューアルするのか?
次にサイトをリニューアルする目的を明確にします。
たとえば、
- サイト経由の問い合せを〇倍にしたい
- 売上を〇〇円にしたい
といったことです。
かっこいいサイトにしたい、見やすくしたいといったことは「手段」だと思うので、
リニューアルすることで、なにを達成したいのか、どうなりたいのかということを考えて示すことが大切だと思います。
3. 現状を分析して問題点を把握
現在のサイトの問題点を把握します。
なにが原因でアクセスが少ないのか、問い合せが少ないのか・・・
どこに問題があるのかということです。
たとえば、このようなことがよくある問題点かと思います。
- サイト内の動線が悪く、知りたい情報がどこにあるのかわからない
- 写真やイラスト、図などが少なく伝わりにくい
- 本当に伝えたいことが何なのかがわからない
- 情報量が少ない
- デザインが古い、デザインに統一感がない
などなど・・
4. ターゲット層を明確に
どんな人にサイトを見てほしいのか、どんな人に問い合わせてもらいたいのか・・・
を具体的に記します。
ターゲットが複数いる場合は優先順位も考えます。
お客さん自身がターゲット層は把握しているとは思いますが、
改めて誰にこの情報を届けたいのかを明記することで再確認になります。
5. リニューアルの方向性
目的、現状把握、ターゲットを明確にした上で、どのようにリニューアルをしていくのか、大まかな方向性を示します。
リニューアルしてこんなサイトにしますよ!という方針です。
6. 具体的な改善ポイント
具体的にどう改善するのか、ポイントを説明します。
デザインの部分については、文章で説明が難しいのでワイヤーフレームやカンプデザインが数ページあるとイメージしやすいです。
そこまで作る時間が取れないという場合は、他のサイトから参考になりそうなものやイメージに近いものを持ってきて載せたりすることも。
WEBDS.comやSANKOU!は見やすいサイトをまとめてくれているので、参考にしています。
業種(ウエディング、ファッションなど)、デザイン(かわいい系、シンプルなど)、カラー(イエロー系、カラフル系など)で別れているので探しやすいです。
7. サイトマップでサイトの構成を整理
サイトマップを作成して、サイトの構成がどのようになっているのか分かりやすく図にします。
特にページ数が多いと、どこからどのページに飛ぶのか・・・
ということが分かりにくいので、図にすると自分自身の頭の整理にもつながります。
8. サイト完成までの大まかなスケジュール
どのような流れで制作をするのか知らないお客さんも多いので、リニューアルオープンまでの大まかなスケジュールを伝えると親切です。
たとえば、ワイヤーフレーム、カンプデザイン、実装がそれぞれどのくらい時間がかかるのか、
いつまでにどんな情報をもらいたいか、発注や入金のタイミングなども。
そして要望をきちんと聞きながら、進めていくよということを添えると安心感につながります。
9. 最後に想いを伝える
最後の締めとして、自分たちの思いを伝えることも大切かと思います。
どんな想いやプライドを持って制作してるのか・・・
自分たちのことを理解してもらい、共感、そして信頼してもらえないと発注してもらえないと思うので、熱量を伝えることも大切だなぁと思っています。
企画書作りで心がけていること
続いて、どんなことを心がけて企画書を制作しているかポイントをご紹介します。
相手のビジネスを理解した上で提案する
提案する際、お客さんのビジネスについて理解するよう心がけています。
web制作のことだけでなく、どのようなビジネスモデルなのか、
どうしたら売上が上がるのかを理解した上で提案することで説得力が増すと思います。
相手の考えを汲み取って言語化する
相手がなんとなくイメージしていることを言語化するということも大切だと感じています。
要望が上手くまとまっておらず、ふわっとしている状態も結構あります。
それってつまりこうだよね!と相手の考えを言語化できると、自分たちのことをよく理解してくれていると感じてくれると思います。
データで説得力を高める
アクセス数や過去の事例など、データで示せるものがあればより説得力が増します。
こんなことをしたらアクセス数が○%アップしました、問い合わせが◯件増えましたなど
使えるデータがもしあれば、利用していきます。
見やすくまとめる
企画書が見にくいと、この会社で見やすいサイトが作れるのか?
と思われてしまうので、見やすい企画書を心がけています。
文字が多いと見にくいのでなるべく写真やイラストなどを盛り込みビジュアルで見せていく。
そして色味を統一する。あまり何色も色を使いすぎてしまうと、ガチャガチャしてしまうので、色味を使いすぎないということを気をつけています。
まとめ
私が実際に企画書を作成した際のポイントについてまとめました。
時間をかけて企画書を作成した以上は、発注につなげたいです。
成果につながる企画書をこれからも作っていきたいと思っています!