1年間で約5,000円も株価が急上昇している「レーザーテック」
さらなる伸長が期待できそうなので、今回は「レーザーテック」について分析してみます。
レーザーテックの特徴

基本情報
- 創業 昭和35年
- 本社 新横浜
- 資本金 9億3,100万円
- 従業員 375人
- 現地法人 アメリカ・台湾・韓国・中国・シンガポール
事業内容
- 半導体関連の検査機器
- エネルギー環境関連の検査装置
- 顕微鏡
- フラットパネルディスプレイ関連の検査装置
①の半導体関連事業の売上が約9割を占めてします。
そして、なんと言ってもこの4つの分野でマーケットシェア世界100%の製品を持っている所が強みです!
これはすごいですね!!
ニッチな分野でシェア100%を狙っていくという戦略です。
海外の売上比率が80%以上を占めているということも特徴!
事業内容
スマホやPC、エアコン、TV、電車、電子マネーなどさまざまな分野で半導体デバイスが使用されています。
半導体は機器の中にあるので、実際目にすることは少ないですが、機器制御や演算処理などを行う需要な部品です。
その装置の検査をする機械をレーザーテックが作っているのです。
この機械では、1μmよりも小さな欠陥を見つけることができるようです。
1μm=1mmの1/1000です。
とにかく小さな欠陥も見逃さないってことですね。
最先端の光応用技術で検査しています。
今後はIoT、AI、自動運転などにも用いられるため、さらに半導体の需要は伸びそうです。
業績

参照:https://kabuyoho.jp/report?bcode=6920
売上・営業利益共に右肩上がり。
特に営業利益は急速に伸びています。
売上は400億円なので、まだまだ伸びそうです。
レーザーテックの株価
- 株価 7,130円
- PER(予) 64.3倍
- PBR(実績) 18.61倍
- 配当利回り(予) 0.55%
2020年5月1日時点
PER、PBRから割高感はあります。それだけ期待値が高く人気の株とも言えます。
配当利回りは、1%を下回っているので高くはないですね。
収益性
- ROA 13.46%
- ROE 20.42%
- 営業利益率 27.6%
全て高い数値です。収益性は高いと言えそうです。
安全性
自己資本率 62.1%
50%あればまず安全なので、全く問題なさそうです。
3Q決算まとめ
4/28に発表された3Qの決算をまとめます。
6月決算なので、3Q(2019年7月~2020年3月)決算です。
- 売上高 256億円(119.2%)
- 営業利益 89億円(154.4%)
- 営業利益率 34.6%
半導体業界は、リモートワーク、eコマースやゲーミングの増加に対応したデータセンター向けの需要が拡大
メモリーメーカーの設備投資が回復
➡︎これにより検査機器も需要が高まっている
2020年6月期通期 予想
- 売上高 :400億円(139%)
- 営業利益:140億円(176.3%)
- 配当 :16円増配予定
6月の本決算もかなり伸長する予想です。
この伸長率はすごいですね〜!
チャート
- 1年チャート

1年で5,000円程度上昇!
この上昇率はすごいです・・!
- 10年チャート

この1年で急上昇しているのはわかります!
配当

参照:https://kabuyoho.jp/reportDps?bcode=6920
2020年6月期は16円の増配予定。配当利回りは0.55%なので、そこまで高くないですね。
2019年6月期の配当性向は35.7%です。
配当性向35%を目安に利益還元していくとのこと。
株主優待
なし
まとめ
- 業績 好調
- 安全性 安全
- 割高感 割高
- 配当利回り 低め
マーケットシェア世界100%の製品があるということ、
また、IoTやAIの進歩に伴い、半導体は今後もますます需要が高まることが予想されるので、現在割高ではありますが、とても魅力的な銘柄だと思います!
ネオモバで少しずつ買いたいと思いますー!