こんにちは。新米webディレクターのmei(@mei_1123ak)です。
webディレクターに参考になる本ってないかな・・?と思い、
本屋さんで色々と探したのですが、デザインやシステム関連の本はあるのですが、ディレクション関連の本がなかなか見つからず・・・
そんな時たまたま会社で買ってもらった本が、「webディレクションの新標準ルール」
具体的な事例を用いて、web制作の一連の流れについて解説されており、とてもがわかりやすかったので、ご紹介したいと思います!
\ こんな人におすすめ /
- 駆け出しのwebディレクター
- webサイト制作の一連の流れを学びたい人
web業界は情報が特に早いので、少し前は常識だったことが今ではもう古い情報ということがよくあります。
本屋さんを数件はしごしましたが、ディレクション関連の本はそもそも少ないのと、あっても3〜5年くらい前の本が多く情報が古く感じました。
この本は、2017年に発行された本の改訂版で、2020年3月21日に初版が発行されているので、比較的新しい本です。
Contents
制作の一連の流れについて具体的なノウハウが紹介されている
この本はweb業界で働く4人の著者が執筆しており、具体的なノウハウや事例が紹介されています。
情報はコンパクトにまとめられているので読みやすかったです。
本の目次
- CHAPTER1 ディレクションの「いま」
- CHAPTER2 企画
- CHAPTER3 設計
- CHAPTER4 制作・進行管理
- CHAPTER5 運用・改善
CHAPTER1 ディレクションの「いま」
ディレクターに必要な知識やスキルについて書かれています。
クライアントからの要望に対して、常にYESで答えるのではなく、クライアントの最終的な満足のためにあえてNOという、そういった対応ができることも必要。
当初設定された要件や期日の中で成果を上げることも大切だが、同時にプロジェクトメンバー間でのコミュニケーションを大切にして、柔軟な変化・対応を取れることこそがプロフェッショナルなWebディレクションだ。
実際の業務でも、クライアントから、明らかに適さないデザインを要望されたり、閲覧者にとって分かりにくくなるよなと思う要望を言われることがあったので、共感しました。
そんなとき、きっぱりNO!と言えること、そしてなぜやめた方が良いのかクライアントに理解してもらえるようにきちんと言語化して論理的に伝えるということもディレクターに必要なスキルだと思います。
CHAPTER2 企画
ヒアリングや提案書、見積作成など、設計フェーズに入る前までの「企画」について書かれています。
制作に入る前段階で、クライアントのニーズや課題を正確に把握し、課題解決に向けどのようなサイトを制作するかプロジェクト全体像を決める需要なフェーズ。
プロジェクト全体の方向性がブレないようしっかりと分析して、チーム全員で共通の目標に向かい進めるための準備が大切だと改めて感じました。
CHAPTER3 設計

ワイヤーフレームやデザインガイドライン、システム設計について。
フロー図やワイヤーフレームの作成方法の例やツールの紹介など、具体事例を用いて紹介されているので参考になります。
CHAPTER4 制作・進行管理
デザイナーやエンジニアが手を動かす制作パート。
スケジュール通りに制作が進んでいるかしっかりと把握し、後々大きな問題にならないよう、気になる部分は随時確認していくことも大切。
効率化するためのツールも紹介されています。
CHAPTER5 運用・改善
サイト公開後の運用・改善について。
サイト公開後の運用次第で、プロジェクトが成功するかいなかが大きく変わってきます。
サイト公開後も定期的な改善が不可欠。解析ツールなどを用いて分析し、課題を整理、改善の提案を行うなどもディレクターとして重要な役割。
長期的にクライアントと良い関係を築いていきたいです。
私の本の読み方

私の場合、一度全体をざっと読み、2回目に気になった所を細かく読んでいくという2度読みをしています。
自分の本であれば、1回目に読んだ時に、マーカーで線を引きたかったのですが、今回は会社から借りた本だったので、付箋を貼りながら読み進めました。
2回目に読んだ時に、付箋で貼った所を中心に読み返して、わからない単語や知らないシステムの話などがあれば1つずつ検索して調べたり、業務で使えそうだなと思うことはノートにメモしながら読んでいきました。
さいごに
実際の業務で使えそうな事例の紹介も多いので、自分の業務と照らし合わせながら読むととても勉強になりました。
駆け出しのwebディレクターの方にオススメです。