Book Review

【書評】マーケティング思考力トレーニング 実践方法を知りたい人におすすめ 

マーケティングについて学びたい、実務で使えるスキルを身に付けたいと思っても、
何をどう学べば良いのかわからない!ということありませんか?

この本は、マーケティング思考を高めるためのトレーニング方法について紹介している本です。


優良企業のマーケティングについて自分なりに分析して戦略の引き出しを増やそう!というもので、著者の黒澤さんが考えた「マーケティングトレース」について具体的な方法が書かれています。

\ こんな人におすすめ /

  • マーケティングの学び方がわからない
  • マーケティング戦略を考えたいが、どのように考えれば良いかわからない
  • マーケティングのスキルを高めたい

「マーケティング思考力トレーニング」の基本情報

書籍名マーケティング思考力トレーニング
戦略の引き出しを増やすマーケティングトレース
著者名黒澤 友貴
発行所フォレスト出版株式会社
出版日2020年3月4日

もともとは、黒澤さんがSNSやnotoで発信しており、その内容をもとに書籍化されたもの。
マーケティングトレースのFacebookコミュニティには、7,000人以上の方が参加しているようです。

目次

  • 第1章 マーケティングトレース マーケターの筋トレとは何か?
  • 第2章 マーケティングトレースに活用するフレームワーク解説
  • 第3章 マーケティングトレースの事例集
  • 第4章 マーケティングトレースの取り組み方と継続する工夫
  • 第5章 マーケティング思考力で理想のキャリアを築こう

マーケティングの概念を知りたいという人はこちら▼

マーケティングトレースとは

「マーケティングトレース」とは、優良企業のマーケティング戦略をトレース(真似する、模倣する)する、言語化したり図解することで、マーケティング戦略を自分のものにするというもの。

つまり上手くいっている事例について、自分なりに分析したりまとめることで、引き出しを増やそうというもの。

この「マーケティングトレース」という言葉は、著者の黒澤さんが考案した造語のようです。

「マーケターの筋トレ」とも書かれていますが、すぐに身につくものではないので、筋トレのように日々トレーニングすることが大切と書かれています。

マーケティングトレースの6ステップ

マーケティングトレースの方法は以下の6ステップ。

本書では詳しくそのやり方について説明されています。

  1. 企業概要を整理
    ・業界カテゴリー
    ・ビジョン
  2. 市場と競合を定義
    ・PEST分析
    ・5Forces分析
    ・3C分析
  3. 戦略整理
    ・STP分析
    ・4P/4C分析
  4. 収益ドライバーを整理
    ・KGI/KPI
  5. 組織資源や構造を整理
    ・組織の強み/弱み
  6. もし自分がCMOだったら?

マーケティングトレースの事例集

本書では、マーケティングトレースの事例集が約半分を占めています。

著者の黒澤さんや、黒澤さんが作ったコミュニティのメンバーの方が作成した事例が10件掲載されています。

マーケティングトレースを実践する際の参考として活用できます。

マーケティング思考力トレーニングを読んだら

この本を読み終わったら早速行動してみるのがおすすめ。

私がこの本を読んだ後に作成したマーケティングトレースがこちら。

初めてだったので、時間はかかりましたが、本書で紹介されている事例を参考に作ってみました。

私が取り上げたのは、最近話題になっているECプラットフォームの「Shopify」。
3年で売り上げは4倍と急成長。amazonキラーとも言われています。

本業にも関連する企業なので、色々と調べることで本業にも役立ちそうだなと思い選びました。

こちらのフォーマットは、黒澤さんのnotoで無料配布されており、パワーポイントファイルなどでダウンロードできるようになっています。

いきなり自分でまとめるのは難しいので、このフォーマットを使ってみても良いかもしれません。

マーケティングトレースをやってみて

なんとなく、知っていることでも、いざシートにまとめる、図解化するとなると色々と調べたり、考えないとまとめられないので、良いトレーニングになりました。

最後に「もし自分がCMOだったら?」という視点で考えるのもおもしろい。
アイディアを考えることで、もう一段階思考が深まる気がします。

日頃から、このようにマーケティング視点で考えるクセをつけることが大切だなと思います。

また、自社やクライアントの競合分析をこの方法で行っても良いかと思いました。トレースすることで、何かヒントになることがありそうです。